きょうの研修は、まず厚生労働省の室長補佐からお話がありました。 資料のページ数は、45ページもあるのに30分でよどみなくまとめられてさすがだなぁと感心しているうちに出番がきたのですが、今朝も早くからおきて作った読み原稿は、ほとんど読む余裕なし。結局、原稿はみることもなく、投影されたスライドを見ながらお話してしまいました。

もう少し練習しないと来ていただいた人に申し訳ないなぁと思いますが、時間はなんとか守れ、神戸のときよりはマシだったと思います。若い人が多かったので、頑張って欲しいという激励モードになりました。

三士会のみなさんがそれぞれの取組を発表された後、富山家裁の裁判官の方が、成年後見制度利用促進に関して国と富山県の動向をお話しいただいたのですが、これがまた素晴らしい報告でした。お話の中で、私の説明のフォローもしていただいてありがたかったです。

県のご担当者にはいろいろ配慮いただいて恐縮でした。また、行きたいなと思います。

富山は来たことがありますかとそのご担当の方に尋ねられて、3年ほど前に黒部ダムを見に来ましたとだけ答えましたが、富山駅に到着したとき、その風景をみて3年前を思い出しました。

3年前の10月、一度行きたかった黒部ダムの紅葉や宇奈月の旅館を満喫して、帰路につき富山駅のお土産売り場で土産を買い、特急列車に乗り込んだそのとき、iPhoneの着信が何本もあるのに気づきました。

私の被後見人さん、2つ年上で知的障害のある方でしたがその方が骨折して入院している病院からでした。慌てて電話すると、誤嚥から危篤状態になられたとのこと。ドクターに、病院にたどり着くのに5時間かかるのでなんとかいのちを繋いで欲しいと御願いしたら、そんなことわかりませんと一蹴されて、買い込んだお酒は飲まずに、家についてから車で病院に駆けつけたことを思い出します。

結局、意識不明のまま1か月、本人が頑張られて時間をもらいました。

次回の権利擁護支援者養成研修で少しこのときのことを話したいと思いました。

富山は、おもいでのある地です。