1月30日の市民後見セミナーの一宮会場は、おかげさまで、無事終了しました。

第1部は、成年後見制度が、財産管理だけでない御本人の自分らしい暮らしを支える制度であることをお伝えするねらいがありました。

鈴木含美弁護士の講義と尾張東部成年後見センター長の活用事例報告。おふたりとも短い時間の中で、わかりやすくお話しいただきました。

第2部は、パネルトークですが、こちらは、市民後見人の仕組みを知っていただくことと、市民後見人がいかに御本人の暮らしを豊かなものとするとともに、地域福祉に貢献していることなどを知っていただくことをねらいとしたものでした。

パネルトークは得てして、それぞれの方の発言が拡散してしまいがちですが、きょうのパネルトークは、市民後見人の仕組みとその意義をしっていただくことに収斂してとてもいいお話だったと思います。アンケートの評価も高かったです。

市民後見人の養成をし、家庭裁判所から選任してもらうためには、尾張東部成年後見センターのような支援ができるセンターがなくてはなりません。

尾張北部権利擁護支援センターも、近いうちに市民後見人が養成できるようになれればいいなと思います。当センター管内の市町は、参加いただいた市町もありますが、全部の市町に参加していただきたかったです。いいお話だったのに、という気持ちです。もっと働きかけないといけなかったと反省です。

資料集の最後に、愛知県内のセンター設置状況とそれを地図にしたものを愛知県社会福祉協議会に御願いして資料提供をいただき、載せていたものですから、アンケートではなぜうちのまちにはセンターがないのか、うちのまちで市民後見人になるにはどうしたらいいのかという記述もよくみられました。行政もしっかり受けとめていただきたいと思います。

参加いただいたみなさんありがとうございました。