10月12日(土)、13日(日)の2日間で、札幌市で開催された全国権利擁護支援ネットワークの実践交流会に参加してきました。

台風が近づいているところでしたが、金曜日の夜から札幌入りしましたので、無事参加することができました。
尾張東部権利擁護支援センターのみなさんは残念ながら当日入りの予定だったので、飛行機が飛ばす、参加できずでした。

12日は、最初に、厚生労働省成年後見制度利用促進室の室長さんから、基調講演があり、その後、3つの分科会に分かれての実践報告でした。
当日の配付資料をみて、私は、第3分科会に参加しました。

「おひとり様社会における権利擁護」というテーマだったのですが、「おひとり様」というと違ったイメージに捉えてしまうかもしれませんが、要は、親族と離れて住むひとり暮らし高齢者の安心サービスの話でした。

いま、当センターの圏域4市町の社協といっしょに、地域における権利擁護の基盤づくりについて検討していますが、その中のひとつが安心サポートにかかる新規事業ですので、参考になると思って聞いてきました。

いずれの3つの社協さんも目の前にある課題に向き合って、なんとか対応しようとされている姿勢はとても好感をもちました。

全国権利擁護支援ネットワークの研修会の楽しみのひとつは、懇親会です。全国各地で権利擁護に取り組まれている方々と名刺交換をして、お話を伺ってとても勉強になりました。日ごろはお会いすることもない厚生労働省の室長さんにもたまたま乾杯のときに隣にいたものでしばらくお話させていただいてとても有意義でした。

2日目は、佐藤彰一代表の基調講演がありました。ソウルなどでの海外の研究者向けに用意された日本の成年後見制度についての報告にもとづき、代行決定と意思決定支援、日常生活自立支援事業、障害者権利条約等々について、すっきりとわかる講義をしていただきました。

その後は、グループワークで地域の課題を話しあいました。とても充実した研修会でしたので、今後の活動に活かしていきたいと思います。