昨夜、長谷川式の長谷川和夫先生が認知症になられてどう過ごされているかNHKのニュース番組で紹介されていました。

まだ外出していたため、車の中で番組をきちんと見ることができなかったのですが、昨日の日記を書こうとしてだんだん書けなくなってきたというような話題がありました。

そうか、1日遅れの日記をつけると認知症予防になりそうだと、思いましたが、こういうことは誰かもうやっておられるだろうなと思って、ネットで「1日遅れの日記」と検索してみるとありました。

1日たった10分。無理なく続いて、効果バツグンの認知症を予防する習慣!
昨日のことを思い出して日記を書く――、誰でも、いつでも始められる、新しい認知症予防習慣を紹介します!

「認知症を予防する1日遅れの日記帳: 今日から始めよう、いきいき脳活ダイアリー」(径書房)

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長谷川先生の話に戻ると、あらためて、ネットで検索して、ご本人が自身の認知症を公表されたのは昨年の10月ということで、それ以降の日付の記事を読んでみたけれど、含蓄のあるお話ばかりです。

町永俊雄さんが長谷川先生の話を紹介されている文章に「半世紀を越える認知症への蓄積された思想と哲学が込められ、ある必然で選びとられた覚悟の言葉として発せられている」(https://www.ninchisho-forum.com/eyes/machinaga_078.html)とあります。パーソンフッド(その人らしさ)ということをもっと学びたいとも思いました。

上記の町永さんのコラムに、長谷川先生が2007年のフォーラムで「私は認知症対策の最終ゴールは、やっぱりまちづくりじゃないかと思うんです。一握りの専門家がいるとか、ある施設がいいというだけでは、認知症の人は本当に安心して暮らせない。やはり市民一人一人がちょっとした支え合いができれば、認知症になっても大丈夫な社会になると思うんです」ということを述べておられるということも書かれています。

私たちも、「認知症になっても障害があっても安心して自分らしく暮らしたい」をキャッチフレーズにまちづくりに取り組んで行きたいと改めて思い、かつ、もっとその中身をしっかりと勉強しなければと思った次第です。