当センターの周知、宣伝のため、9月8日(土)に開催される小牧市の市民活動祭に出展することとして、これまで準備をしてきています。

「ここばりこまき」、「小牧市障害者団体連絡会設立準備会」のふたつの団体とごいっしょに共同企画で参加します。なぜ、このふたつの団体かというと、ふたつとも、当センターのセンター長がらみの団体だからです。

企画の内容は、かつて、ここばりこまきが自主上映会を開催した「ぼくはうみがみたくなりました」という自閉症の青年を主人公にした映画の上映権付きDVDをここばりこまきが所有しているので、この映画を上映することにしました。

ただ、ゆっくりみていただける環境ではないので、字幕付きはもちろんですが、このDVDには、視覚障害のある方のためのシーンボイス版もあるので、それを体験しようという企画にしています。アイマスクをして、シーンボイスを聞きながら映画鑑賞する、というのを体験してもらいます。

あわせて、スマホで使えるユニバーサルアプリである、UDトーク(耳のきこえにくい人のために、音声を文字化する)や、Uni-voice(目の見えにくい人のために、文字を音声化する)の紹介をしようと思っています。

という企画で進めてきたのですが、最近、『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(伊藤亜紗著、光文社新書)という本に出会いました。

アイマスクをつけて、機能を減らす、引き算では、視覚障害の人の世界は十分理解できないのだと書いてあります。

目の見えない人へのインタビューから、見えない人の見え方と見える人の見え方をいろんな視点で語られていて、おぉ、そうなのかーと思うところ、満載です。

「違いを面白がることから、障害に対して新しい社会的価値を生み出すことを目指しています」と、筆者は、まえがきで書いています。

この本を読んだ上で、私たちのブースにぜひ御来場くださると、いっそう、体験が楽しめるかもしれません。