2018年4月にスタートした尾張北部権利擁護支援センターも、6年目のスタートを切ることになりました。

今年度事業の目玉は、なんといっても市民後見人養成事業です。
ずっと行政に要望してきたこともあり、今年度実施を認めていただきました。

市民後見人は、親族でもなく、専門職でもない、地域の住民が一定の研修を受けて、社会貢献の気概をもって後見人等になる仕組みです。
当地区では、専門職の数も少なく、成年後見人を受任する候補者不足が課題となっていますが、単に、候補者不足を補完することを目指すものではありません。

市民後見人養成研修は、72時間を予定しています。前期5日間(1日6時間)、後期6日間、実習2日間(1日3時間)を予定しています。
原則報酬なしですので、ほんとうに、社会の役に立ちたいという思いで参加していただくことになります。

市民後見人だけでなく、日常生活自立支援事業の支援員や当センターの後見支援員として働いていただくことも想定しています。
この地域の認知症や知的障害、精神障害の方が地域で暮らすお手伝いをしていただくことになります。
そうした人材を養成するための研修となります。

あらためて、日程などについて告知をいたしますので、ぜひ、参加いただきたいと思います。
先行している尾張東部権利擁護支援センターでは、ケアマネジャーや元看護師さんなど、半数ほどは、資格を持った方の応募もあると聞いています。
ぜひ、この地域の多くの方に、この地域を支える役割を担っていただきたいと思っています。

さて、市民後見人養成事業のみならず、過去5年の実績を生かして、新しい5年を作っていきたいと思います。
引き続きご支援をお願いいたします。