兵庫県の篠山市。

最近では、市名を「丹波篠山市」に変更することを住民投票で決したことで話題になりました。

その篠山市、2014年12月には、「篠山市みんなの手話言語条例」を制定。2015年2月には、「高齢者・障がい者権利擁護サポートセンター」を設置するなど、かなり権利擁護では先駆的な町として、ずっと注目していました。そのころの健康福祉部長さんである前田公幸さんに、土曜日お会いすることができました。実は、私のふるさとが、篠山市。障害のある子を持った兄から前田さんのことは何度も伺っていて、私が関わっている市民団体が小牧市で玉木幸則さんの講演会をしたいと思ったときにも、間に入っていただたこともあります。また、PASネットの上田晴男さんが、篠山にコーディネートに入っておられると言うことも、お聞きして、ずっと気になっていました。

前田さんは、いま、篠山市社会福祉協議会の事務局長であり、権利擁護サポートセンターの受託団体である特定非営利活動法人ウィズ・ユーの代表でもあります。

私たちのセンターは、尾張東部成年後見センターや尾張北部権利擁護支援センターのように、広域型新設NPOによる中核機関の設立について全国各地からお問い合わせをいただいています。イメージとして少なくとも合算して10万人、事業費として2千万円を確保できる体制が欲しいと思っていましたが、人口4万人の篠山市で、どんなふうにセンターを運営されているのかとても興味がありました。篠山市のホームページの記事では、6人も写っているではないですか。

人口4万人のまちで、センター運営費に1200万円、だそうです。日進市が人口8万人当時に尾張東部成年後見センターが設立しましたが、当時の負担金が360万円でした。今は、600万円ぐらい出しているとおもいますが、4万人の人口で、1200万円。よく出せたなぁと思います。そのときの裏話もちらっと聞きました(*^_^*)

私たちが広域の話をするときに、人材の話をすることは少なかったのですが、センターを運営する人材の確保という意味でも広域化はメリットがあるのではないかと示唆をいただきました。お忙しい中、時間をさいていただいて、お会いすることができました。もっとたくさんお話を聞きたかったのですが、私も時間がなくあっという間の時間を過ごしました。今回を最初の機会として、いろいろ教えていただければと思っています。

写真は、篠山市の市政情報(https://www.city.sasayama.hyogo.jp/pc/photo/public-relations/post-1142.html)から拝借しました。