権利擁護支援センターという名前でもあるので、障害のある人についての御相談の電話がかかってきたときは、それが成年後見制度の御相談でなくてもお話をお聞きして、適切な相談先を助言させていただくようにしています。

先日も、障害者支援施設(入所)から人出不足を理由に追い出されるのではないかといううわさが流れていて不安で夜も眠れないというお話がありました。

市にも相談し、大丈夫です、そんなことにはなりませんと言ってもらえたそうですが、もっと安心したいということで相談の電話をいただいたようでした。

介護保険の方では、介護保険の苦情申立先として、愛知県国民健康保険連合会(国保連)が対応していただいているので、障害福祉サービスについてもここで対応されているものと思い、相談の方に御案内したら、折り返し連絡があり、「国保連では、介護保険だけで障害福祉サービスについてはやっていない」といわれたとのこと。

それではどこに聞けばいいのか調べますので少し待ってくださいと相談の方にはお断りして、県庁の障害福祉担当に電話して、介護保険の国保連に対応する苦情受け付け先はないのかお尋ねすると、「市町村に言ってもらいたい、市町村で対応が十分にできない場合に県に言ってきて欲しい」と(態度悪く)言われて、ちょっとムッとしましたが、じゃあ苦情についてはそうさせていただくが、指定指導監督の権限は県にあるので指定基準、運営基準については県に聞いてもいいですかと尋ねるとそれはかまわないと言われる。

あーだこーだいわれながら、やりとりしたところ、結局、当方が考えているのと同じ考えだったので、(もうちょっと丁寧に気分良く応対してねと思いながら)了解して、改めて相談の方に電話をしてお伝えしたら、「それを聞いて安心しました」と言っていただけた。

国保連にも電話して、一応、相談ルートの確認をしました。こちらは、丁寧に応対していただけました。もし国保連さんに小牧市民から障害福祉サービスについての苦情があった場合どこを御案内されますか?とお尋ねすると、ふれあい総合相談センターというところです、といわれてちょっとびっくり。電話番号を案内しますといわれたけれど、いいえ結構です、よく知っていますから(私たちと同じ建物)。

苦情申し立てルートについて、介護保険と障害福祉とで違うんだーと勉強になりました。障害福祉サービスでも、介護保険のような苦情受け付け機関があるといいのにと思いました。