用があって、社会福祉士国家試験のことを調べていて、私たち、成年後見制度の利用の促進に関する法律における「『権利擁護支援の地域連携ネットワークづくり』において設置される中核機関」において、「相談援助業務を行なっている職員」は、「相談援助業務の実務経験として認められる職種」なっていることを知りました。
当センターで相談員として1年間相談員として働いていただくと実務経験ありになるということです。

めでたいです。(もっとも今いる相談員は、すべて社会福祉士資格取得ずみです)

社会福祉士の資格は、法律職の資格に比べて試験自体は難しくないのですが、受験資格をとるのに労力が必要です。
私は、12ある受験資格のルートのうち「(第3号)一般大学等(4年)+一般養成施設等(1年以上)」です。
福祉系の大学でなかったために、社会福祉士養成の専門学校の通信課程(2年)を経て受験資格を得ました。このとき、ハードルになるのは、実習でした。そんなに休み取れないし・・・(とっちゃいましたが)。

福祉系大学でなければ実務経験があっても「一般養成施設等(1年以上)」は必要なようですが、実務経験があると一般養成施設等での実習が免除されるみたいです。とすると、時間も費用も節約でき、とても楽になります。

社会福祉士の試験は、60%とれば合格ラインだそうです。
試験範囲が広くて、19科目あるみたいで(18かも)、その全部の科目で1点以上とらないとだめということなので、6割でOKとはいえ「捨て科目」はつくれないので大変とかいわれています。
私の時代(1996年かな)は、12科目(13科目だったかも)で、3か月ぐらい猛烈にやれば受かりそうな感じでしたが。

社会福祉士の受験資格をとるのにそれなりに時間も費用もかかることや、受験資格を取った後も試験範囲が広いことなどから、ほんとに、モチベーションを維持するのが大変だとネット上では書いてありました。合格率3割ということで落ちる人もそれなりにいますので、落ちた人は、働きながらまた勉強するのは大変だと思います。

社会福祉士の資格があれば、実務で大丈夫かというとそんなことは、ないですね。なんといっても6割の正答率で合格ですから、優秀な成績で合格した人以外は、4割近くは間違った答えを書いて通ってきたということです。広くうすーく持っている知識を活用して、正確な知識は、自分で調べて、人に聞いて、確認して使っていくということですね。

社会福祉士で成年後見の受任をしようと思うと、さらに、専門の研修をうけて「権利擁護センターぱあとなあ」に入会する必要があります。このぱあとなあ入会のための研修を受けるのに、事前に受けなくてはいけない基礎研修とかあって(詳細はもうしりません)最短でも5年はかかるそうです。(私のときは、1年ぐらいでした)

ふーん。

わたしは、この5年はもったいないと思っています。専門の研修を何十時間受けたとしても、そのままではなかなか後見人の仕事ができません。せんぱいや私たち中核機関の手ほどきがいります。
5年間も研修期間いらない、実践で学ぶ方が有効と思っているのですが、どうでしょうか。

結局、社会福祉士になって、成年後見の仕事をやりたい、と思ってもたどり着くのに10年ぐらいかかりそうです。早くて5年ですか。実際のところどうなんでしょう。

そんなに待てないという方は、中核機関で働きましょう。法人受任もありますし、個別支援と社会資源づくりの両方ができます(*^_^*)