5月25日、2021年度行政職員・福祉職のための成年後見制度が終了しました。

緊急事態宣言のもと、オンラインのみの開催としました。
事前申込みで10人程度、現地希望の方がありましたが、連絡してオンラインに切り替えていただき、37人がこれに参加いただきました。
(1名のみ環境が整わないということで不参加となりました。)

岩倉市生涯学習センターをお借りして実施したのですが、こちらは、有線でのインターネット接続ができる会場でとても安心してオンライン配信ができました。

今回のツールは、zoomにしました。私たちは、Teamsを使うことが多かったのですが、私たちの周辺ではzoom利用の方が多く参加する側が簡単だと思いzoomにしました。
今回は準備がバタバタしてちょっと自信が持てなかったのでzoomにしましたが、もう少しインストール方法をうまく説明できるようになったら、Teamsでの活用もしていきたいと思います。
(いま、会議だけでなく、特定のケースについて、Teamsで保佐人や支援者をゲスト招待して情報共有をしていますが、とても便利ですので、Teams仲間が増えるとうれしいと思っています。)

今回、zoomでの研修会は初めてでしたが、事前登録の機能を使って見ました。
最初にこちらから送信するのは、参加URLではなくて、参加URLを得るための事前登録URLです。事前登録URLをクリックすると、氏名とメールアドレスの入力と簡単な質問をすることができます。
私たちは、「これまでに当センターの研修を何回ぐらい受講したか」「成年後見制度についてどの程度の知識があるか」について、アンケートしました。
これをみて、案外、制度の名前は知っている、後見・保佐・補助があることは知っているというレベルの方が多かったので、少し講義の内容を変更し、資料も追加しました。

事前登録の方式は、参加URLをばらまかないので安心ですし、便利だと思いました。
ただ、個人アドレスを割り振られていない職場では3人が同じメールアドレスで参加されるなど、この場合にどのような挙動になるのかわからず、多少心配はしていました。複数デバイスからのアクセスを受け付けるオプションをオンにしておけばなんとかなったように思います。

反省事項を少しあげておきます。

アンケートについて、ホームページで受け付けるようにしたのですが、資料のなかにそのアドレスを記載していたのですが、十分に伝わっていなかったようで、職場に戻ってからあらためてメールでURLを記載してお願いをしました。

グループワークは、ブレイクアウトルーム機能を使いましたが、当日不参加もあるだろうしということで、事前割り振り機能を使わず当日自動割り振りでやったので、ちょっと同じような職種・職場の方が集まってしまったところがありました。

同じ部屋で複数の方が参加されていた場合、ヘッドセットなどを使用せず、ノートパソコン内蔵のマイク・スピーカを使われていたようで当然隣の人のやりとりまで入って「混線」してやりづらかったとアンケートにありました。オンラインでグループワークをするときの心得も事前周知の必要があったかもしれません。

講師については、ノートパソコンのカメラではなく、普通のビデオカメラを離れた位置に三脚に乗せて撮りました。マイクも外付けマイクにしました。今回はこれで良かったと思いますが、もともとは、リアルとオンラインの併用の予定でした。グループワークのところの運用が実際ハイブリッドでやった場合には難しかったかもしれません。

肝心の研修内容ですが、2時間と45分の間にいろいろ詰め込んで時間がたりなかったかもしれませんが、最も好評だったのは、包括支援センターさんや障害の相談事業所さんにお願いして、事例報告していただいた第2部でした。

これからも工夫して、より良い研修を作っていきたいと思います。