応用研修「任意後見制度と死後事務委任契約」が、終了しました。

任意後見制度は、まだまだ活用されていません。

講師の松尾健史先生によれば、令和3年の任意後見契約登記数は、12,285件(法定後見の申立て数は、23万余件)で、監督人審判件数は784件だそうです。単純に比較できませんが、だいたい16人に1人(5から7%程度)ぐらいしか、契約発効にいたらないそうですが、先生の場合は、3人の実績があるとのことで、事例をふまえたお話を聴くことができました。

特に、印象的だったのは、任意後見はお互いの信頼関係の上に成り立つので、契約締結にいたるまで半年ぐらいの時間をかけて、お互いのことを知り、契約内容を練り上げていかれるとのことでした。任意後見制度を使いたいのですが、と電話相談を受けて、じゃぁ来週契約しましょうというような専門職であればやめた方がいい、という話が良く理解できました。

録画配信をたくさんの方からお申込みをいただいていますが、まだまだ受付していますので、次のリンクから、ぜひお申込みください。
https://wp.me/PaWyS1-2Qi

録画配信については、多少、編集作業がありますので、2月20日ごろ配信の予定としています。しばらくお待ちください。