役所の人事異動の発表が、ぼちぼち今週ぐらいにあるのでしょうか。

当のご本人も異動があるのかないのか、異動してまだ1年という人はともかくみなさん気になっていると思います。

役所には、いろんな部署があって、3年から5年程度で替わっていかれるのかなと思いますが、全く福祉経験のない人が福祉部門にこられることももちろん多くあります。

平均3年周期なら毎年3人に1人、5年周期のところなら5人に1人は、異動する計算になります。異動があってまったく業務を知らない方が来られると、当然、4月当初からの全体のパフォーマンスは落ちますが、それでもなんとか残った経験者が手伝いながらパフォーマンスを維持される努力がなされます。

外にいる私たちは、せっかく自分たちの仕事を理解していただけた方々がいなくなると残念ですが、別の意味では、異動された先にひとり理解者がふえるということで、役所の全体で考えると理解者が広がるのはありがたいことです。私たちでいえば、いろいろな部署に、成年後見制度の理解者が増えることにもなります。

担当が異動されることで御願いしていた仕事が、忘れられる、後回しになるということも無きにしもあらずですので、そのリスクに対する自衛策として、職員さんの異動情報は早く入手し、担当の方が異動になることがわかったら、「これだけは」と思えることについては、「必ず引き継ぎしてくださいね(あるいは、後ハンコをもらうだけにしておいてくださいね)」と御願いすることかなと思います。

とはいえ、「思い」まで引き継いでもらうことは、難しいので、それはそれで、新しい方と新たにやっていくことになります。