尾張東部権利擁護支援センターで、第3期の市民後見人養成研修受講者募集にあたり、11月13日(水)、17日(日)に東郷町で説明会が開催されます。

研修自体が長期にわたるものなので、事前に、市民後見人になることの意義や責任、手続きなどについて説明があります。

市民後見人は、地域の市民が、身近に住む一人暮らしの認知症高齢者等の後見人になったり、施設入所者の後見人になったりするものですが、後見を受ける方への一方的な支援ではなく、後見をする側にとっても市民後見人を務めることで得るものは多々あります。

尾張東部の市民後見人養成研修では、いわゆる市民だけでなく、ケアマネジャーなどの福祉関係者も、これまで多くの方(半数近く)が市民後見人を目指して受講されたと聞いています。福祉関係で第三者の後見人になろうと思うと、社会福祉士の資格をとり、5年ほどかけて基礎研修を受けた後、成年後見人になるための研修が受講できるということで、なかなか大変であり時間もかかります。業とするのでなく、地域後見として後見人になるのであれば、市民後見人という道があります。

説明会も、ひとつの研修になっていて、いますぐ市民後見人になることは考えていない方でも、福祉関係者のみなさんにとっても市民後見あるいは後見業務を理解する意味でたいへん役にたつ説明会だと思いますので、ぜひ参加ください。なお、市民後見人養成研修は、尾張東部の6市町(瀬戸市、尾張旭市、豊明市、長久手市、東郷町)在住又は在勤の方が対象となっていますが、説明会はお願いすれば入れてもらえるのではないかと思います(未確認)。

私たち、尾張北部権利擁護支援センターにも、市民後見人の養成はやらないのかとお問い合わせがあります。この事業は、それなりにボリュームがありますので、現行の委託料の範囲で実施することは難しく、市民後見人の養成として別に委託をいただかないと進めることはできません(尾張東部もそのようになっています)。

市民後見人は、地域福祉推進の観点からも有意義な事業と思われますので、2年先になるのか3年先になるのかわかりませんが、できるだけ早く取り組みたいと考えています。

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