尾張東部権利擁護支援センター(あすライツ)から、「尾張東部圏域における市民後見推進検討委員会報告書」を送付していただきました。

尾張東部圏域では、5年前から市民後見に取り組んでこられています。2年を養成期間の1期としているので、いまは、3期の方の養成中(終わったかも)です。

この資料をによると(P.7)
第1期(2015-2016)は、説明会参加96人、養成研修参加40人、最終的に修了された方が33人
第2期(2017-2018)は、説明会参加98人、養成研修参加30人、最終的に修了された方が25人
第3期(2019-2020)は、説明会参加40人、養成研修参加14人、最終的に修了見込みが13人

つまり、最近は、参加者が減少しています。周知に課題があったかもしれませんが、この傾向に対して、今後の展開を検討されたようです。

市民後見人といっても、修了して市民後見人バンクに登録される意欲的な方は、ヘルパーやケアマネジャーなどの資格を持っておられる方も多いようです。

市民後見人については、よく報酬の話題が上がるのですが、この検討会では、市民後見人の活動は「権利擁護と地域福祉の担い手としての社会後見活動である」と確認しています。
そして、報酬についても、実際に活動している方(受任経験のある方)の大半は報酬は必要とは思わないとされていて、報酬を必要とされる方は未経験の方が多いことなどのアンケート結果から、従来どおり、無報酬としていくとのことです。

私も、学習支援ボランティアなどいくつかのボランティアをしていますが、ボランティアとは金銭で報酬を受け取らない、無形の報酬を受け取るものだと考えていますし、「ボランティアとはしてあげるものではなくさせていただくもの」と考えています。

この報告書は、まだホームページに掲載されていないようですが、掲載されたらご案内します。