2月24日の日曜日。

小牧市障害者団体連絡会の設立記念講演会があり、参加してきました。

テーマは、「障害のある人の現在(いま)とこれから〜みんなでつくろうやさしいまち」でした。前半、名古屋南部法律事務所の高森裕司弁護士弁護士が、1時間講演をされ、相模原障害者施設の事件や優生保護法の問題などを取り上げ障害のある人を取り巻く現状とこれからに向かう「てがかり」として憲法13条や障害者権利条約、障害者差別解消法を用いた取組について話されました。

後半は、この話を受けて、当事者である聴覚障害のある人や重度の障害のある人の親御さんたちが、思いを述べられ、それに高森弁護士が答えるというやりとりがありました。

ろうの方でしたが、自分も母親に優生手術を受けるために何も解らないまま医者に連れて行かれたが、お医者さんから母親がいさめられて手術をせずに帰ってきた、自分はそうだったが、知人には実際に手術をしてしまった人がいると話され、新聞報道でしかしらないことがこのように身近に具体的に話を聞かされると受けとめる側の重みも違います。

当事者の話を聞く、というのは、福祉の仕事の基本ですね。きょうは、小牧市役所の職員さん向けの庁内研修で「障害者差別解消法の基礎知識」の話をさせていただくことになっていますが、当事者の話をしっかり聞くということをお伝えしてきたいと思います。