きょうは、岩倉市のいわくら福祉会の保護者会にお招きいただいて、成年後見制度の勉強会に参加させていただきました。

まず、1時間ほど成年後見制度の枠組みを話した後、30分ほど質疑応答の時間がありました。

私たちも勉強になりました。

認知症の方の場合と障害のある人の場合では、成年後見制度の利用方法について別の視点に立つべきだという意見があります。不勉強で、まだその言葉の当否はわからないのですが、きょうはそのような気持ちで話をしました。

現実に家族が不在となられた場合は別ですが、今の誰が後見人になるかわからない制度では、御本人をささえる家族がおられるうちは、積極的に、今すぐにでも成年後見制度をつかうべきだといいにくいのかなと思っています。

個別にはそれぞれ御事情も違うので、ぜひ御相談いただきたいのですが、きょうは、それに加えて、社会資源をつくる取組について力添えを御願いしました。

5年先、10年先、少し長い目で見て、障害のある人にとってもっと安心して暮らしやすくなるよう社会資源を作っていくことが大切で、当事者の身近にある人たちがそのニーズを伝えていただきたいと御願いしました。

市民後見人のことや、自分たちの手で作る後見受任法人のこと。ごいっしょに、考えていきたいと思っています。