きょう、お昼休みに、事務所の近くのアピタにあるATMに行きました。

ここは、信用金庫、ゆうちょ、JA、十六銀行、大垣共立、UFJといろいろな金融機関のATMが揃っていてとても便利です(冷房が効いておらずむちゃくちゃ暑いのは難点)。

プライベートの用事でお昼休みに、このATMに並んだところ、おばあさんから声をかけられました。

「ようわからんで、おしえてちょ」という感じです。

通帳を渡され、通帳を挿入。「お引き出し」のボタンを押すと、暗証番号入力を求める画面が表示されました。暗証番号覚えています?と聞いたら、「暗証番号ってなに?」という返事。これに書いてあるかなぁと通帳を開いてさがされる。いえ、通帳には書いてありませんと言って、この一月前の30万円はどうやって下ろしたのですか?と尋ねると、「わからん、私はもう年で」とのこと。

ご家族はいらっしゃいますかと聞くと、長男夫婦と暮らしているとのこと。お電話番号はわかりますか、とお尋ねすると「わからん」と言われるので、認知症と思われるこの方をこのまま一人にして帰ってもらっていいものか、と思いました。

私たちの事務所の1階に社会福祉協議会の地域包括支援センター(通称:ほうかつ)があるので、そこならこの方のことを承知しているかなと思い、電話したら、ちょうど私の知っている方が電話に出られ、かくかくしかじか、事情をお伝えするとすぐに、「その方のことは把握していないけれど、そのまま待っていてもらえますか。今すぐ私が行きます」とのこと。ありがたいです。

「もう早う死にたい」「いやいや御元気じゃないですかぁ」「カラダは元気だわ」「おいくつですか」「86」とかお話をして、ほうかつの方が来られるまで時間稼ぎ。

「ありがと。もう、帰るわ」と言いだされたころに、ほうかつの方が登場。善処を御願いをしました。

きっと私のことを見た目「人がよさそうだ」と思って、声をかけてくださったのだと思い、また、ほうかつの方も「すぐ行きます」と機敏に動いていただいて、とても心地良かったのですが、暑くて暑くて、汗がしたたり落ちました。