270人の参加申込がありましたが、当日の参加は、約80人でした。

600人入場できる能楽堂ですので、お越しいただいた皆さまにお願いして、お隣とあいだをあけて座っていただきました。

第1部 青空一風・千風さんの漫才。いろいろ笑えるお話をしていただいたのですが、成年後見制度に関するところは、しっかり勉強されていて、的確なお話でみなさんも制度のこと市民後見のことがよくわかったのではないかと思います。

第2部 井上計雄弁護士の講演。40分の中に、成年後見制度のエッセンスと市民後見人の意義について、わかりやすく整理をしてお話しいただきました。大阪アクセントでやさしい語りでした。

第3部 尾張東部権利擁護支援センターで、市民後見人をされている飯田美湖さんと⻁岩いづみさん、お二人をサポートされている尾張東部権利擁護支援センターの石井友子さんが、市民後見人としての活動とそれを支える活動について具体的にお話しいただきました。

80分、話題は盛りだくさんで、葬儀のこと、医療同意のこと、地域福祉のこと、市民後見人を目指した動機、無償ボランティアであること等々多彩でしたが、コメンテーターの井上計雄弁護士がひとつひとつ、なるほどといえる解説をつけていただきました。

名古屋家庭裁判所からは笠松麻理子さんが、市民後見人選任にあたって裁判所としての考え方として、一定の研修受講、権利擁護支援センター等のサポートを前提とするものであることなどの説明がありました。その上で、地域連携ネットワークの重要性にも触れていただきました。

住田センター長も、これらの話をうまくコーディネートしてくれて、内容のあるパネルトークだったと思います。

新型ウイルスの関係で、参加を控えられた方にも当日の内容が知っていただけるよう、テープ起こしをして講演録として冊子にするほか、技術的に可能であれば動画も公開したいと考えています。

昨年の6月から準備を始めたこのイベントですが、来場いただいたみなさんはもちろん、はるばる東京から来ていただいた青空一風・千風さん、大阪からきていただいた井上計雄弁護士、尾張東部の市民後見人さん、職員のみなさん、手話通訳、要約筆記のみなさん、能楽堂のスタッフさん、広報周知をはじめいろいろお手伝いいただいた愛知県・市町村・社協のみなさん、たくさんのみなさんに手伝っていただいて終了することができました。ありがとうございました。少ない人員体制の中で頑張ってくれた尾張北部権利擁護支援センターの職員にも感謝です(肝心の自分たち、尾張北部の圏域でも市民後見人養成を進めなければいけません)。

市民後見に関心をもっていただいたみなさんに、これからも情報提供をしていきたいと考えています。ときどき、このホームページにお越しいただければうれしく思います。