先日、事情があって人と会うために、中川コロナに行きました。

お昼を食べようと早めにいって、隣接している漫画喫茶に入りました。

漫画喫茶は、生まれて初めて(といっても人生の半分以上は漫画喫茶が存在していなかったと思われる)。

フリーのお客さんは、このコーナーで、と普通の席に座ることになりましたが、お隣は、パート仲間のおばちゃん(といっても30’sかなぁ)二人です、みたいな感じでひとしきり職場のぐちを言い合ったあと、シーンとなってテーブルに山積みにおいた漫画を読み始めました。

基本店内は静かで、読書にいいかも、と思いました。反対側のお隣さんは、おじさんで、老若男女、来るんだと思いました。

物珍しさで本棚とかいろいろ見ているうちに、目に留まったのが、「健康で文化的な最低限度の生活」というタイトルの漫画でした。

その日以後、しばらくして、BGMがわりのテレビをつけたら、ドラマで「健康で文化的な最低限度の生活」というのをやっていて、あれ、あの漫画だー。

毎週火曜日の夜の番組ですが、見損なっても、TVerという民放の公式動画サイトで観ることができるので、これまでの第3話まで3本観ています。

生活保護の担当課に配属された新人女性の活躍ぶりを描いていますが、かつて、生活保護も一応担当の仕事のひとつであったので、関心があって観ています。

第1話では、生活保護受給者が自殺する話がありましたが、私のもと職場では、生活保護の相談に来られた方がそこまで深刻には見受けられず、保護要件にはあたらないので、担当者が説明して帰ってもらったら別の要因だったかもしれないけれどその方が自殺されたということもありました。担当した人はしんどい思いをされたのではないかと思います。

第2話、第3話で取り上げられた、「高校生のバイトが未申告で不正受給」ということもありました。そのときは、ケースワーカーがしっかりその家庭をフォローしていれば、そんな大変な金額になるまで「不正」受給額が積み上がることはないはずなのに、と思ったりしていました。

取り上げられているエピソードは、生活保護の現場ではそう稀な事例ではなくて、むしろ、「あるある」感で観ている人も多いのではないかと。

生活保護制度について人に話をできるほど、詳しくはありませんが、権利擁護支援センターの仕事でも、相談・支援の場面では、保護を受けている方もあり生活保護制度の理解は欠かせないと思っています。しっかり勉強したいと思います。

「働いて収入があるとその分(全額ではないにしても)保護費が減らされるのでは働く気になれないよね」といっているレベルの知識ではいけないのだと思いますが。

「逃げ恥」以来、久しぶりに続けてドラマを観ようと思っています。

ちなみに、吉岡里帆さんより、深キョンやガッキーの方が好みのタイプかな。そういえば、「逃げ恥」ダンスは、結局マスターできなかったなぁ(無理無理)。