『認知症とは何か』(小澤勲著、岩波新書、2005年)が、自宅の自分の机の上に乗っていた。

いつ、机の上に持ってきたのか記憶にない。

中をパラパラ開くと、マーカーで線が引いてあり、書き込みもあり、以前、まじめに読んだ一冊であるようだ。

ただ、マーカー部分のところが、知識としてほとんど残っていないのが残念。

amazonの書評を読むとみなさん絶賛。あらためて読んでみようと思った。

この先生の同じく岩波新書で、『痴呆を生きると言うこと』(小澤勲著、岩波新書、2003年)がある。読んで涙がでたことだけは覚えているが、これも中身についてはほとんど記憶なし。

最近、連れ合いから認知症を疑われている。

たいした事ではないのだけれども、自分でも不安になることはある。土曜日の朝、目玉焼きを作ったら、ガスを消し忘れて朝ご飯を食べていた。

また、集合住宅の郵便受けは2つの数字で右に回してあわせて左に回して合わせてロックが解けるというものだが自分の記憶の数字で開かない、ジタバタした。他の数字が思い出せないのだ。結果は、郵便物が引っかかって開かなかっただけだが、一瞬、認知症になったらこんなふうに忘れてしまうのかなと思ったぐらい。

今朝も、朝早くNHKのニュース解説番組を見ていたら、新しい車社会の到来を解説していた。これからは、CASEとMaaSが大切といって、頭文字の解説をしていた。フンフンなるほどと聞いていて納得したのだが、15分ほどの番組が終わる頃には、CASEがなんの略なのか思い出せないでいた。記銘力が相当落ちている(と思う)。(ちなみにネットで調べると「コネクティビティ(接続性)の「C」、オートノマス(自動運転)の「A」、シェアード(共有)の「S」、そしてエレクトリック(電動化)の「E」」だそうです。日経ビジネスから)

この岩波新書も、いつ何を思って机の上に持ってきたのか思い出せない。いまは、認知症を疑うつれあいが帰宅前に書棚から持ってきて置いたのではないかと思っている。

とにかく、仕事で直接認知症の方にお会いすることも増えたので、この本をもう一度読もうと思う。